販売・整備
エンジンオイル交換
エンジンオイルの性能でこんなに違う
エンジンオイルのグレード及び粘度については、それぞれ各メーカーのエンジンにより使用するオイルが指定されています。クルマの取り扱い説明書には記載されていますが、使用可能なオイルを入れないと故障やエンジントラブルの原因になるので、オイル交換は信頼のおける整備工場で交換しましょう。
オイルの粘度
特にオイルの「粘度」は一番重要です。粘度は、エンジンオイルの硬さのことを示します。車種によっては推奨粘度が決まっているので注意が必要です。
例として「5W-30」というエンジンオイルの表記があるとしましょう。
Wの左側の数字の5は数字が小さければ小さいほど、低温時でもオイルが軟らかいことを示します。
右側の数字30は数字が大きければ大きいほど、高温時でもオイルが硬いことを示します。
必要以上に軟らかいオイルを選んだ場合、「部品の損傷」「出力の低下」などのデメリットがあります。
逆に必要以上に硬いオイルを選んだ場合にも、「出力の低下」「燃費の悪化」といったデメリットが生じます。
迷われたときにはお気軽にご相談ください。
ベースオイルの種類
ベースオイルは、エンジンオイルのもとになるオイルのことです。ベースオイルには主に以下3つの種類があります。
- 【100%化学合成油(化学合成油)】
- 精製過程で不純物を可能な限り排除した高純度のベースオイルです。不純物が含まれていないため、潤滑性能が高く、劣化しにくいため、交換の頻度が長いと言われてます。
- 【部分合成油】
- 鉱物油と化学合成油(20%以上)を混ぜ合わせたベースオイルです。鉱物油の弱点を化学合成油の成分で補うように作られています。
- 【鉱物油】
- 原油を蒸留して不要成分や有害成分を取り除いて作られたベースオイルです。現在一般的に普及しているベースオイルです。
エンジンオイル交換の必要性
エンジンの主な部品は金属でできていて、それぞれの部品が回転運動や往復運動をしてパワーを発生させています。エンジンオイルは、金属の部品同士が直接触れないように膜を作って摩耗を減らし、エンジンをスムーズに動かす働きをしており、エンジン内で繰り返し働いているうちに劣化していくことから、定期的なオイル交換が必要なのです。
また、エンジンオイルはエンジンの精密機械(可変バルブタイミング機構等)を作動させる働きも担っているので、このような装置の故障を防ぐためにも定期的なオイル交換の重要性が高まっています。
オイルレベルゲージを引き抜きます。
走行距離を考慮し、オイルの規定量、劣化状態を確認します。
オイルフィルター交換の必要性
エンジンオイルをろ過し、汚れを取り除く働きを担うのがオイルフィルターです。エンジンオイルの汚れには、金属粉(削り貸す)、カーボン(燃え残りカス)などがあり、適切な時期に交換を行わないとフィルターが目詰まりをおこします。フィルターの目詰まりにより汚れの除去ができなくなるとエンジンに重大な損傷を与えるおそれがあるので、定期的な交換が必要です。通常、オイル交換の2回に対して1回はオイルフィルターも同時に交換するのがベストです。
エンジンオイル劣化でエンジン火災
オイルが劣化もしくは少ない状態でエンジンに負荷がかかる走行(高速道路や山道走行など)によりスラッジ(沈殿物)を大量に含む劣化オイルでフィルターが目詰まりを起こし事故・火災を起こす事例は1年に100件を超える国交省の統計があります。エンジンオイルは乗用車なら5,000kmごと、軽自動車なら3,000kmで交換しましょう。
ハイブリッド、エコカーには推奨オイルを!
ハイブリッド・アイドリングストップ等の省燃費車(エコカー)には省燃費とエンジン保護の為に推奨オイルを使用しましょう!省燃費性能をフルに発揮させる為に、SAE粘度0W-20また0W-16という低粘度かつ、温度変化に強い高性能ベースオイルで作られた最新規格のオイルがおすすめです。
塩部モータースではMobilブランドのオイルをメインに、様々な車種に適合した製品をラインナップしております。
推奨オイルで交換するメリット
- 推奨以外のオイルの場合
-
- 燃費の悪化(10~30%ダウン)
- 無駄なガソリン代で非経済的
- 温度変化に弱くオイル劣化が早い
- アイドリング不調などのトラブル
- 推奨オイルの場合
-
- 本来の省燃費性能を発揮
- ガソリン代節約で経済的
- 温度変化に強く耐久性がある
- エンジントラブルを防ぎ快適走行
クルマの性能を発揮するためにも、お財布にやさしいカーライフであるためにも、走行距離に応じてエンジンオイルを交換しましょう。
ブレーキフルード交換
車検の時にはブレーキフルードを交換しましょう
当然ですが足でブレーキを踏むとブレーキが効きます。
しかし、これにはブレーキフルード(ブレーキオイル)と呼ばれる液体が不可欠です。この液体が入っていないとブレーキは効きません。
ブレーキフルードの特徴
ブレーキオイルは水分を吸いやすい性質があり、たとえクルマを使用しない状態でも徐々に劣化します。2年間交換してないブレーキオイルは黄色く変色しています。
劣化した状態でブレーキを激しく使う(長い下り坂や峠道)とブレーキオイルが沸騰し、ブレーキが効かなくなる危険があります。
しかし、エンジンオイルなどと違い、普段なかなか交換する機会がないのではないでしょうか。
このようにドレンプラグからオイルを抜き、新しいオイルを注入します。
エアーが混入しないように四輪全てから抜き替えます。交換の目安は2年となっています。「走行距離が短ければ2年ごとでなくても良いのでは」という意見の方もいますが、メーカー推奨は「車検毎の交換」と言われているため毎回変えた方が良いでしょう。
ブレーキオイルの色は、最初は無色透明で、湿気を吸ったり劣化したりして徐々に黄色から茶色、黒色へと変色していきます。変色してもエアーが混入しなければ一応問題ありませんが、吸湿が酷い場合はブレーキシステム内が錆びたり、ゴム製のブレーキホースの劣化が進んだりする可能性もあるし、ベーパーロック現象を起こしやすくなります。
ベーパーロック現象とは
強い頻繁なブレーキングや、長い下り坂でのフットブレーキの使用過多により発生します。制動力を伝達するブレーキオイル中の水分が沸騰してしまい、ブレーキ配管内に気泡(蒸気)が発生することによって起こります。こうなるとブレーキペダルを踏んでも、ブレーキの液圧系統内部の気泡を潰すだけで、ブレーキ液の圧力はほとんど変化しない状態になります。そのため、ブレーキペダルからの力がキャリパピストン(ホイールシリンダーピストン)まで伝わらなくなり、結果としてブレーキが効かなくなります。
この状態を、ベーパーロック現象と呼んでいます。症状としては、それまで踏み応えのあったブレーキペダルに反力が無くなり、数回ポンピング(ペダルを踏む)しても制動力が発揮できない状況となります。
バッテリー交換
バッテリーの寿命
クルマのバッテリーは使用環境により大きく異なります。つまり、毎日車で通勤し、ある一定の距離を走行した方が安定して充電されるので長持ちします。この場合もともとのバッテリーの容量によりますが3~4年程度はもつと思われます。
これに対し、「週末しか乗らない」「数日おきに運転するが近所に買い物など短距離しか乗らない」などの場合は2年程度で寿命となってしまうケースもあります。
交換は適正な方法で
交換方法については注意が必要です。しっかりバックアップ電源をとるなど適正な方法で交換しないとカーナビや車両の設定がリセットされてしまうので、きちんとした知識をもった整備工場での交換をお勧めします。
バッテリーあがりの原因
- バッテリーが寿命まじかで高速道路などの渋滞でエアコン・カーナビなどの使用によるもの
- 灯火類(ライト・ルームランプ)等の消し忘れやハザードランプの長時間使用による停車
- 長期間車を使用しなかった、たまにしか乗らない
などが挙げられますが、現在の車はアイドリングストップ機構やカーナビなどの電子機器の装着によりその車にあった性能のバッテリーを選択する必要があります、お車に適合したバッテリーを取り付けないと極端に寿命が短くなるなどの弊害が発生します。
アイドリングストップ車用バッテリー
充電制御車用バッテリー
簡単・安心 バッテリー診断
当社ではそれぞれのお車に対応したバッテリーをそろえており、バッテリーの診断についても点検専用テスターにてお待たせすることなく迅速な診断が可能となっております
診断だけでも結構ですお気軽にご来店ください。
テスターを使って診断します。
結果は印刷してお渡しします。
コンピューター診断システム
ハイブリッド車やアイドリングストップ車など、高度なコンピュータ制御が行われている近年の新型車の点検整備には、専用のシステム診断器(スキャンツール)による機能診断がかかせません。
塩部モータースが取得している「コンピュータシステム診断認定店」とは、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会及び各都道府県の自動車整備振興会が実施するコンピュータ診断技術に関する審査に合格し、自動車の電子制御装置について確かな機能診断が実施できることが認定された整備工場です。
エンジンのチェックランプが点灯した時などはテスターで診断します。
診断→点検整備→データ消去
ハイブリッド車などはブレーキオイル交換などの整備作業時にも使用します。現在の自動車整備にシステム診断器は欠かせません。
INNOVA コードリーダー3250JP
日本ベンチャーダイアグテスターDT3300
車両販売
整備工場で購入するメリット
塩部モータースでは、車両整備だけでなく、車両販売も行っています。「整備工場での新車販売?」「新車はディーラーで買うものじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、購入後のメンテナンスや故障・事故・リコール等についてもお気軽に立ち寄れる近所の親しみやすい工場を目指して迅速に対応させていただきます。
取扱メーカー
各社の新車販売しております。
パーツの取り付けも対応します
到着したばかりの新車です。これからカーナビ・ETCなど取り付け後、納車になります。
オプションパーツも取付対応しますので、お気軽にご相談ください。
トヨタ:パッソ
ダイハツ:ウェイク
自動車保険もおまかせください
新車購入の際には自動車保険(車両保険)のご加入をお勧めします。保険だけの診断も可能です。現在ご加入の保険証券をお持ちいただければ加入内容が適正であるかどうか診断させていただきます。
タイヤ販売
あなたのタイヤは大丈夫?
タイヤに溝は残っていますか?
スリップサインが出たらタイヤ交換を!摩耗が進み残ミゾが1.6mmになると、タイヤの使用限度を知らせるスリップサインが現れます。こうなると道路の走行は法令で禁止され、もちろん車検も通りません。
この矢印がある所がスリップサイン。
クルマの安全走行に欠かせないタイヤ安全点検!
残りミゾ1.6mm以下のタイヤは使用してはいけないと法律で定められています。
「指定空気圧」の表示と記載場所
多くのクルマでは、運転席ドア開口部の下部分に、車両指定空気圧を表示したラベルが貼付されています。
空気圧は適正ですか?ご来店いただければすぐに点検いたします。
タイヤの空気圧が低下してくると・・・
- 燃費が悪くなる!
- タイヤの「ころがり抵抗」が大きくなりエネルギーロスから燃費低下につながります。
- 偏摩耗しやすい!
- 通常、空気圧不足ではトレッド両肩の偏摩耗、空気圧過多ではトレッド中央の偏摩耗が起こりやすくなり、バーストすることもあります。
- 走行性能が低下する!
- タイヤのたわみが増えるので、運転のしっかり感が低下します。また、どんなに高性能なタイヤでも性能が維持できず、安全に影響があります。
適正なタイヤの空気圧を維持しましょう。
月に一度は点検を。
定期的にローテーション
空気圧不足や、定期的にローテーションを行わないと、方減り摩耗やセンター摩耗等の偏摩耗が起きやすくなり、タイヤの寿命を縮めてしまします。
通常は夏、冬用のタイヤ履き替えのタイミングでローテーションすることが多いですが、たくさん走行される方は、やはりまめにローテーションすべきと考えます。
キズや亀裂も危険!
異物が刺さっていたり、外傷や亀裂などがあると、破裂(バースト)を引き起こす可能性があり、とても危険です。
クルマの性能を引き出すためのタイヤの選び方
どのような基準でタイヤを選んでいますか?
「どう選んでいいか分からない。」「別にこだわりはないので安いのでいい。」タイヤを選ぶ意識はあなたにとってそれほど高くないかもしれません。しかし、タイヤはクルマの足元で唯一地面に接地し、安全を支える大切なものなのです。
タイヤ取り替えの基準になるのは
「新車装着タイヤ」
新車の時に付いていたタイヤは、そのクルマに合うものが選ばれています。なので、替える時は、その性能を基準にして選ぶのがおすすめです。
と言ってもタイヤに詳しくない方はどんなラインナップがあって、どれが新車基準なのかわかりませんよね。当社のスタッフにはタイヤメーカーの研修を受講した「タイヤアドバイザー」がおり、例えば軽自動車でもハイト系(車高が1.700mm以上)と呼ばれる背の高いクルマには「ふらつきが気のなるのでしっかりした乗り心地を求めるならこのタイヤ」、「やわらかな乗り心地を求めるならこちら」とご要望を満たすタイヤを提案させていただきます。
タイヤは毎年、もしくは2年に一度ラインナップが変わり、新しい製品が出ます。
より静かなタイヤ、疲れにくいタイヤ運動性能の高いタイヤなど、車種や用途を考慮し、それぞれのクルマに合ったタイヤをお勧めさせて頂きます。
タイヤ安全点検も実施中!お気軽にご来店ください。